チャットレディをしながら失業保険は受給できる?不正受給のリスクを解説
目次
- 失業保険の受給中はチャットレディを始めない
- 失業保険の受給中にチャットレディの活動を申告しないと不正受給になる
- チャットレディを始めると失業状態ではなくなる理由
- 支給停止や返還・追加納付などのペナルティ
- 失業保険とは?
- 失業保険を受給するための主な条件
- 受給手続き後の7日間の待期期間について
- 自己都合退職では待期期間後に給付制限がある
- 生活保護との違いは?チャットレディはできる?
- 失業保険を受給せずチャットレディを始める選択肢
- 失業保険の受給額と得たい収入を比較する
- ハローワークで必要な手続きを済ませてから始める
- チャットレディ事務所へ働き方を相談する
- 会社員を辞めてチャットレディを始めた女性の体験談
- チャットレディを辞めたら失業保険を申請できる?
- 業務委託のチャットレディは失業保険を申請できない
- 雇用契約を結んでいた場合は加入状況を確認する
- まとめ:失業保険の受給中はチャットレディを始めない
著者:CHIE|アットグループ横浜店マネージャー チャットレディ経験5年。マネージャー歴12年以上。アットグループ マネジメント部門 最優秀賞受賞。ランカー100人以上輩出。毎月30名以上の面接・体験入店サポートを担当。現場でのリアルな経験をもとに、伸びる子の特徴や裏側を発信中。
失業保険を受給する予定で、「その間チャットレディとして働ける?」「再就職までのつなぎにチャットレディってできる?」と疑問を感じていませんか?
アルバイトとして雇用契約を結ぶ場合は、勤務時間や契約内容によって、失業保険を受給できる可能性があります。
しかし、チャットレディは業務委託契約を結び、個人事業主として活動するのが一般的です。
業務委託のチャットレディとレディとして働いた事実を申告せず、失業保険を受け取ると、不正受給になりペナルティが課せられる可能性があります。
この記事では、チャットレディと失業保険の関係や不正受給のリスク、退職後にチャットレディとして働く準備などについて解説します。
退職後にチャットレディを始めようと考えている方は、登録前にぜひ参考にしてください。
失業保険の受給中はチャットレディを始めない

業務委託のチャットレディは、失業保険を受給している間は活動はできないのが基本です。
ここでは、業務委託のチャットレディを始めると失業保険を受給できない理由や、不正受給のリスク、ペナルティなどについて解説します。
失業保険の受給中にチャットレディの活動を申告しないと不正受給になる
失業保険を受給しながらチャットレディとして活動し、申告せずに失業保険を受け取ると、不正受給になってしまいます。
厚生労働省によると、失業保険は以下のように定義されています。
失業された方が、安定した生活を送りつつ、1 日も早く再就職できるよう求職活動を支援するための給付
引用:厚生労働省「離職されたみなさまへ」
チャットレディの仕事を始めると、報酬の有無にかかわらず、失業保険の支給に影響する可能性があります。
以下のようなケースも申告が必要です。
- 短時間だけチャットレディの仕事をする
- 得た報酬が少額だった
- 現金や日払いで報酬を受け取った
- チャットにつながらず報酬が発生しなかった日がある
報酬の有無や金額だけで判断せず、「働いている」事実を申告する義務があり、申告しなければ不正受給になります。
そのため、自己判断でチャットレディを始めず、ハローワークへ確認しましょう。
チャットレディを始めると失業状態ではなくなる理由
チャットレディは、事務所との業務委託契約やライブチャットサイトとの直接契約など、個人事業主として活動するのが一般的です。
個人事業主としてチャットレディの仕事を始めると、原則として失業状態ではなくなります。
一方、以下のようにアルバイトや正社員としての雇用がある事務所もあります。
| 雇用形態 | 働く立場 | 状態 |
| 業務委託契約(事務所) 直接契約(ライブチャットサイト) | 個人事業主 | 個人で仕事を始めた |
| アルバイト・パート | 事務所に雇用される従業員 | 勤務時間や契約内容によって就労または就職と判断される |
| 正社員 | 事務所に雇用される従業員 | 就職 |
アルバイトやパートとして週20時間以上の継続的な仕事に就いた場合は、就職として扱われ失業保険は支給されません。
週20時間未満でも、1日に4時間以上働いた日は「就労・就職」と判断され、その日の失業保険は支給されません。
1日の労働時間が4時間未満の場合は、「内職・手伝い」として扱われ、申告すれば失業保険を受け取れますが、収入額によって減額されることがあります。
しかし、チャットレディの雇用契約を結ぶ場合も、勤務時間や契約内容によっては就職したと判断されるため、ハローワークへ確認することをおすすめします。
雇用形態については、こちらの記事も参考にしてください。
チャットレディの雇用形態とは?業務委託の特徴を現役マネージャーが解説
支給停止や返還・追加納付などのペナルティ
もしも不正受給と判断された場合は、不正行為があった日以降の失業保険が支給されなくなります。
さらに、不正に受給した金額を返還しなければなりません。
返還とは別に、不正受給額の最大2倍に相当する金額の納付を命じられる場合もあります。
いわゆる「3倍返し」のペナルティが課せられるのです。
例えば、不正受給の金額が10万円の場合、それに加えて最大20万円の追加納付になり、合計30万円を支払う場合があります。
また、不正に受給した日の翌日からは延滞金が発生し、返還額や追加納付額とは別に支払いが求められるケースもあります。
特に悪質と判断されると刑事処罰の対象となる可能性もあるため、絶対にしてはいけません。
参照:厚生労働省・ハローワークインターネットサービス「不正受給の典型例」
失業保険とは?

失業保険とは、会社を退職した方が再就職するまでの生活を支えるために、雇用保険から支給される給付です。
一般的には「失業保険」や「失業手当」と呼ばれていますが、正しくは「求職者給付」のうち、失業した方に給付されるものを「基本手当」といいます。
失業保険を受給するための主な条件
失業保険は、働く意思と能力があり、求職活動をしているにもかかわらず、仕事に就けない方を対象としています。
会社を退職すれば必ず受け取れるものではなく、受給するためには以下のような条件があります。
1.ハローワークに来所し、求職の申し込みを行い、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない「失業の状態」にあること。
2.離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12か月以上あること。ただし、特定受給資格者又は特定理由離職者については、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6か月以上ある場合でも可。
引用:厚生労働省・ハローワークインターネットサービス「基本手当について」
一方、しばらく働くつもりがない、個人事業に専念するといった場合は、就職する意思がある失業状態とは認められません。
受給資格は離職理由や雇用保険の加入期間によっても異なるため、管轄のハローワークで確認してください。
受給手続き後の7日間の待期期間について
失業保険は、ハローワークで手続きをした直後から支給されるものではありません。
受給資格が決定した日から、失業状態にある日が通算7日に達するまでを「待期期間」と呼びます。
退職の理由にかかわらず、すべての受給資格者に設けられる期間です。
待期期間満了までは失業保険は支給されず、この期間内に仕事をして失業状態ではなかった日は含まれないため注意が必要です。
自己都合退職では待期期間後に給付制限がある
正当な理由がなく自己都合で会社を辞めた場合、待期期間が終わった後に給付制限が設けられ、一定期間は失業保険が支給されません。
給付制限期間は原則1か月ですが、離職日からさかのぼって5年間に、自己都合退職による受給資格決定を2回以上受けている場合は、3か月になります。
参照:厚生労働省「Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~」
チャットレディに興味がある方へ|匿名・無料でいつでも相談できます
無料で相談してみる給付制限中も受給資格はありますが、支給の開始を待つ期間のため、求職活動を続け失業認定を受ける必要があります。
この期間が終わった後に失業保険を受け取るには、指定された失業認定日にハローワークへ行き、求職活動の実績を申告します。
生活保護との違いは?チャットレディはできる?
生活保護は失業保険とは異なる制度で、受給中にチャットレディとして働くことができます。
ただし、働き始める前に福祉事務所へ相談し、得た収入を毎月申告しなければなりません。
生活保護費は、厚生労働大臣が定める最低生活費と、チャットレディの報酬などをもとに認定された世帯収入を踏まえて決まります。
チャットレディの収入を申告せずに生活保護費を受け取ると、返還を求められる場合や、不正受給とみなされる可能性があります。
生活保護は、収入を得るのが難しく生活が困窮している世帯へ支給される制度です。
チャットレディとして働いても、ただちに生活保護を受けられなくなるとは限りません。
収入額に応じて生活保護費が決まるため、報酬の金額にかかわらず正確に申告しましょう。
参照:厚生労働省「生活保護制度」
失業保険を受給せずチャットレディを始める選択肢

会社を辞めた後に収入を得る方法は、失業保険だけではありません。
失業保険を受け取らず、チャットレディとして働き始める選択肢もあります。
失業保険の受給額と得たい収入を比較する
チャットレディは、お客様とのチャット時間に応じて報酬を得る成果報酬型が一般的です。
すぐに希望額を得られるとは限りませんが、失業保険で受け取る金額と比べてみて、チャットレディをいつ始めるかを検討してください。
失業保険で受け取れる金額や日数は、退職前の賃金や雇用保険の加入期間、年齢、離職理由によって異なります。
毎月の生活に必要な金額を算出したうえで、雇用保険受給資格者証やハローワークの案内から、以下の内容を確認しましょう。
- 基本手当日額
- 所定給付日数
- 支給が始まる時期
- 受給期間中に受け取れる合計額
失業保険だけでは希望する生活費に届かない場合は、受給を続けず、チャットレディとして働く選択肢も検討してみましょう。
ハローワークで必要な手続きを済ませてから始める
失業保険の申請後にチャットレディを始めることを決めた方は、登録や活動を始める前にハローワークへ相談してください。
チャットレディの主な契約形態である業務委託では、契約日や活動開始日によって手続きが変わる場合があります。
手続きをスムーズに進めるため、事前に確認しておきたい内容をまとめました。
| 時期 | 業務委託の場合に行うこと |
| 事務所への登録・契約前 | チャットレディを始める予定があることをハローワークへ伝える |
| 登録日や契約日が決まったとき | 指示に従い、登録日・契約日・活動開始日を申告する |
| ハローワークへの申告後 | チャットレディとしての活動を始める |
詳しい申告方法や持ち物は、雇用形態や状況によっても異なるため、管轄のハローワークへ確認してください。
参照:ハローワーク神戸「失業保険受給中の方」
チャットレディ事務所へ働き方を相談する
失業保険を受給せずチャットレディを始める場合は、自分に合った働き方を考える必要があります。
チャットレディ事務所に、以下のような内容を確認してみましょう。
- 通勤と在宅のどちらが合っているか
- 希望する金額を稼ぐための方法
- 接客についてのアドバイスを受けられるか
- 必要な機材や衣装
- 報酬率や受け取り方法
チャットレディを本業にすることについて、以下の記事で詳しく紹介しています。
チャットレディは本業にできる?専業で働くメリット・デメリットや切り替えるタイミングを紹介
会社員を辞めてチャットレディを始めた女性の体験談
退職後の働き方について悩んでいた、20代の女性の話です。
家賃や生活費への不安もあり、失業保険を受給するか、すぐにチャットレディを始めるか迷っていました。
それぞれの違いや手続きについて確認し、早く収入を得たいとの希望があったため、失業保険を受給せずにチャットレディを始めると決断したそうです。
接客経験がないとのことだったので、通勤を選択して、一緒にプロフィールやキャラ設定を考えるところから始めました。
最初は緊張して会話が途切れることもありましたが、その都度改善点をアドバイスして、少しずつやり取りが続くようになりました。
1か月後には数名の常連さんができ、会社員の頃より短い活動時間で生活費を確保できるようになったそうです。
「失業保険の受給を考えていたけれど、自分に合う仕事を見つけられてよかった」と話してくれました。
チャットレディを辞めたら失業保険を申請できる?

チャットレディとして働き、辞めた後に失業保険を申請できるのかは、気になる方も多いのではないでしょうか。
事務所との契約形態や雇用保険の加入状況によって異なるため、把握しておくことが重要です。
業務委託のチャットレディは失業保険を申請できない
業務委託のチャットレディは、個人で仕事を請け負い、成果に応じた報酬を受け取ります。
雇用保険へ加入する働き方ではないため、チャットレディを辞めても失業保険は申請できません。
業務委託契約を終了しても離職票は発行されず、チャットレディとして活動した期間をもとにした失業保険の受給資格を得られないのです。
また、雇用保険だけでなく、事務所を通じて社会保険(健康保険、厚生年金保険など)に加入することも基本的にできません。
そのため、自分で国民健康保険や国民年金へ加入する必要があります。
チャットレディの社会保険について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
チャットレディは社会保険に加入できる?扶養から外れるケースや各種保険について紹介
雇用契約を結んでいた場合は加入状況を確認する
チャットレディ事務所とアルバイトや正社員の雇用契約を結んでいた方は、雇用保険の加入状況を確認してください。
以下の条件を両方満たしていた場合は、原則として雇用保険の加入対象です。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上
- 31日以上雇用される見込みがある
参照:厚生労働省「被保険者の詳細、被保険者となる具体例について 第4章 被保険者について」
ただし、雇用保険に加入していても、失業保険を申請するためには、加入期間や退職理由などの受給条件を満たす必要があります。
給与明細の雇用保険料や雇用保険被保険者証を確認したうえで、ハローワークへ相談してください。
まとめ:失業保険の受給中はチャットレディを始めない

この記事で紹介してきた内容を整理します。
- 失業保険の受給中にチャットレディとして活動した事実を申告しないと不正受給になる
- 不正受給と判断されると、支給停止や受給額の返還、追加納付を命じられる
- チャットレディを始める場合は、登録前にハローワークへ相談する
- 失業保険を受給せず、チャットレディとして働き始める選択肢もある
- 業務委託のチャットレディは雇用保険に加入していないため、辞めても失業保険を申請できない
失業保険を受給している間は、申告せずにチャットレディを始めると不正受給になるため、注意が必要です。
会社を辞めた後の生活に不安がある方は、失業保険を受け取り続けるだけでなく、チャットレディとして働くことも検討してみてください。
アットグループでは、未経験からチャットレディを始めたい方の相談を受け付けています。
失業保険に関する手続きを済ませたうえで、希望する働き方について私たちスタッフと一緒に考えていきましょう。
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