「チャットレディの確定申告で経費にできるものって?」確定申告の際、経費に入れられる代表例7つをご紹介します。チャットレディならではの項目もあるので、要必見です。

確定申告には何が必要?

チャットレディは基本的に個人事業主になるため、確定申告をする必要があります。確定申告に必要なものをざっくり挙げると、“年収”と“経費”の算出。年収から経費や控除を引いた額が課税対象となるため、経費を多く算出するほど課税対象となる額が減る、つまり税金が安くなるという仕組みです。

経費とは

経費とは、簡単に言うと仕事をする上でかかった費用のこと。チャットレディで例えるなら、出演する際に着た衣装代やヘアメイク代、配信をするのに使用したパソコンやウェブカメラなどを指します。

では、経費に入れられる具体的な割合をチェックしていきましょう。

家事按分(かじあんぶん)とは?

経費は“業務に直接関わる出費”を指すため、プライベートでも使用するものは家事按分(仕事にかかったお金とプライベートなお金を分けること)をする必要があります。業務に関係ないものまで経費に入れてしまうと、税務調査が入る場合もあるからです。

例えば、チャットレディの配信時に使うために購入した化粧品をプライベートでも使用した場合、全額を経費に入れることはできません。仕事で使用した割合を計算するのが基本ですが、迷った場合は2〜3割程度に留めておくのがベスト。…と、非常にややこしくなるため、業務用とプライベート用で使用する物を分けておくのがおすすめです。

では早速、経費に入れられるもの7選を見ていきます!

配信時のマストアイテム

1.美容・化粧品代

先ほども少し触れた通り、チャットレディの配信の際に使った化粧品代を経費に入れることができます。

また、美容院代やエステ代、美容整形費についてはプライベート的な要素があるため、全額入れることは厳しいですが家事按分すればOK。

2.衣装・ウィッグ代

お仕事に使うコスプレやウィッグなどの衣装代も、もちろん経費に含まれます。お仕事でしか着ない衣装ならば、全額経費に入れることができますよ。

3.消耗品費

そもそも消耗品とは、使用したらなくなるもののこと。ボールペンやトイレットペーパーなどの日用品が例に挙げられます。

しかし、経費に入れる際の“消耗品費”の定義は「使用可能期間が1年未満か取得価額が10万円未満の什器備品の購入費」。上で挙げた日用品はもちろん、業務で使用するパソコンやスマホなどの電化製品も、10万未満なら経費に入れることができますよ。

在宅チャットレディ必見の経費

4.家賃・光熱費

在宅でチャットレディをする場合、家賃や光熱費も経費に入れることが可能です。この場合も、仕事で使用した分だけを家事按分します。

ただし、光熱費を算出する場合、チャットレディのお仕事に直接関係のないもの(水道代やガス料金など)は経費に入れることができないので注意が必要です。

5.通信費

チャットレディとして配信をする際、パソコンやスマホを使うはず。その際の通信費、つまり月々の利用料金も経費に入れることができます。こちらもお仕事で使った時間を計算し、その分を経費に入れるようにしましょう。

通勤チャットレディ必見の経費

6.事務所までの交通費

通勤チャットレディの場合、事務所までの交通費が“旅費交通費”として経費に入れられます。電車やバスの運賃はもちろん、ガソリン代や駐車代金も入れられるため、レシートや領収書を取っておきましょう。

7.カフェ代

業務上の打ち合わせのために利用した飲食代や、チャットレディの同僚とごはんに行った際の飲食代も、“接待交通費”として経費に入れることができますよ。

領収書やレシートは必ず取っておく!

経費を算出する際、証拠となる領収書やレシートは必ず取っておきましょう。現行法では、7年は保存しておくように定められています。

この際、宛名が書いてある領収書が必須というわけではありません。いつどこで誰が何をいくらで販売したかが記載されていれば大丈夫なので、レシートがあれば十分です。
また、クレジットカードの明細も証拠となるため、レシートを無くしてしまったときのためにも保管しておくことをおすすめします。

まとめ

チャットレディのお仕事で経費として挙げられるものは、

1.美容・化粧品代
2.衣装・ウィッグ代
3.消耗品費
4.家賃・光熱費
5.通信費
6.事務所までの交通費
7.カフェ代

など。他にも業務に関係するものなら経費に入れられる可能性があるため、悩んだときは事務所の人や税務署に質問することをおすすめします◎